キャットアイのテールライトを分解して、耐水性、強度について考える。
これまで使っていたキャットアイのテールライトが故障したため、新たにテールライトを購入した。
さっそく、分解してその構造を見た。
✔ 本記事のテーマ
耐水性は確保できるけど、電池交換時は要注意
耐水性は問題ないと思うが、電池交換の時は耐水性を担保するために締め付ける前に掃除しないといけない。
Oリングで耐水性を確保してるので、そこにゴミをかみ込むとそこから水が中に入って回線がショートする。
あとは、電池が予想以上に透けている
目次
テールライトの外見とスペック
購入したキャットアイのテールライト(TL-LD180K)はこちら
今回購入したテールライトの詳細情報
- 名称:キャットアイ(CAT EYE) テールライト TIGHT KINETIC TL-LD180K
- サイズ:35.6×77.5×23.4mm
- 重量:49g(本体+電池)
- 使用電池:単4形乾電池×2
- [使用時間] 点灯(ロー):約70時間、点滅:約160時間、ラピッド:約140時間 [1時間に約60回ブレーキモードが働いた場合の目安使用時間] 点灯(ロー):約55時間、点滅:約65時間、ラピッド:約60時間
- 特色:加速度センサー内蔵で、自転車の減速を感知するとハイモードで自動で点灯
電池式で転倒時間が長い(70時間)という点と、減速時に自動でハイモードになるというギミックが気になり購入。
全部で3部品で構成されている
購入したテールライト(TL-LD180K)は、大まかに3部品で構成されている。
- ライト外形
- 電池保持部+基板
- 締め付け用の黒いリング
接着してある様子は見受けられず、部品のはめあいで組み付けている。
防水はOリングで
これまで使っていたテールライトはほぼ接着されていたので、それによりある程度の防水性が担保できていた。
壊れたテールライトを分解した記事はこちら
それに対して、今回のテールライトは3部品が簡単にばらせるので接着なし。
なので、部品間の防水にはOリングを使用。
先端の黒い部分がOリング。
このOリングを溝にはめて、その部分を外側のカバーと挟む。
この部分は締め付けることでOリングがつぶされて水の侵入を防ぐ必要がある。
そのため、下側に黒いリング(内側にねじきり)で外側と内側の二つの部品を組み付ける。
下側にもOリングがつけられている。この2つのOリングを締め付けることで内部への水の侵入を防ぐ構造となっている。
Oリングも溝にしっかりとハマっており、締め付けもばっちり。
防水性は問題なし
電池交換の時はジャリに気を付けるべし
ロードバイクは当然外を走るのでぬれた路面も走る。すると、当然テールライトにも泥水がかかる。
防水性はOリングで担保しているので問題なく、普段は何も問題は起こらない。
しかし、ある程度使用してからの電池交換時はOリング周辺の汚れ・ジャリに気つけるべし。
電池交換の時に、Oリングと外側のパーツの間にジャリなどの細かい異物を挟むと、そこにすき間が発生。そこから、水が電池、基板側へ侵入することとなる。
これによってテールライトの破損の原因が。
ということで、使った後の電池交換時は以下のことを気を付けるべし。
- Oリング周辺のジャリを落とす
電池透けすぎでちょっとダサい
防水性、耐久性とは全然関係ないけど、これを見てくれ。
キャットアイの商品紹介のページでは全くわからないけど、電池を入れると電池丸見え。スケスケです。
機能上は何も問題ないけど、少しダサいよね。
これだと、充電式のテールライトの方がよかった気がしてこないでもない
とはいえ、夜だと全く見えないので問題なし。問題はヒルである。
取り付けのコネクタは共通
キャットアイのいいところは、ライトの取り付け部分のコネクタが共通なので、これまでのバンドもそのまま使えるってこと。
これが、なぜ素晴らしいかというと、
- 自転車を変えるときもライトだけ取り換え
- 買えば買うほどバンドが増えるので色々なところにつけられる
キャットアイのバンドは交換しやすいけど、何度も頻繁に移動させると面倒なので、
数があるならつけっぱなしがいい。そのためには、取り付け部が共通であることが必須。
これを何年も守ってくれてるからずっとバンドが使えています。
この部分を変えたときは、批判の声がすごそう。
まとめ
購入したキャットアイのテールライト(TL-LD180K)のまとめ
- 防水はOリングによって担保
- 部品点数は3点でシンプル
- 電池を交換するときは、Oリング周辺のジャリに注意
- 電池が透けて少しダサい
- 取り付け部は安心の共通設計
やはり、信頼と実績のキャットアイであった。
次は減速時のライトの点灯具合についてまとめよう。