DIY

ロードバイクを置ける収納スペースをイレクターパイプで作る

イレクターパイプの組立図

みなさん こんにちは

自転車は沼にハマればハマるほど数が増えますネットでいくらでも買える世の中なのでご心配なさらずに

うちも気づけば ロード2台 マウンテン1台という大所帯になりました

そんな状況になると、置くのはいいけど収納はどうしよう?

新しい自転車は欲しいけど、愛着のある愛車を手放したくない、外にも保管したくない。

そんな思いのあなたに、四畳半に自転車を3台置きつつキャンプ道具も収納する棚を自作した方法をお伝えします

これまでの自転車置き場に関する記事はこちらです

【自転車置き場】収納場所を確保【イレクターパイプ】【導入編】

【ミノウラ】バイクハンガー4R×ディアウォールで空間活用

棚の上に自転車を置いてスペース活用

方法は簡単です。

自転車を直置きせずに、収納棚を作ってその上に自転車を置く

すると、自転車の上がデッドスペースにならずに済みます。

 

どうしても自転車を床に置くとその上がデッドスペースになります

自転車の上に棚を作ってもいいですが、キャンプ道具は重いものが多いです。
特に家族用のテントは腰より上にあげるのはとても大変です。
そこで、自転車の下に収納場所を作成しました
重いものは低い場所に置く 地震対策の基本です

今回DIYする棚は簡単に組み立て可能です

以下の2ステップです

  1. イレクターパイプの組み立て
  2. 1×4材をパイプ上に設置

慣れない言葉あるかもしれませんが、これから説明するので初めて聞く方でも大丈夫です

必要なイレクターパイプとジョイント

イレクターパイプとは?

矢崎化工株式会社が販売するパイプとジョイントの組み合わせで好きな形が作成できる素晴らしい製品です
公式HPはこちら↓

https://www.yazaki.co.jp/products/erector/

今回はこちらを使用してベースとなる骨組みを作成しました

なぜイレクターパイプを使用したのか?

パーツの流通量が多くどこでも購入可能

金属ジョイント使用で何度も分解・組立が可能

こういった理由がありイレクターパイプを使用しました

では、早速必要となるパーツをまとめて書きます

 

イレクターパイプ

  • φ28 長さ1800㎜・・・3本
  • φ28 長さ450㎜・・・6本
  • φ28 長さ300㎜・・・4本
  • φ28 長さ180㎜・・・2本←これだけカットが必要です

 

1800㎜、450㎜、300㎜は既製品の長さなので購入するだけでOKです

ただ、180㎜だけはカットが必要です

450㎜を1本購入してそこから、180㎜を2本取り出すのがいいです

パイプをカットするにはこのようなパイプカッターと呼ばれる工具が必要です

私もこれを使ってカットしましたが、結構力がいるので2本カットすると握力がなくなります

ですので、購入したお店でカットすることをおススメします

自転車のコラムカットにも使えますが、そんな機会はそうないです

そんな時はショップにお願いしましょう

 

自分でカットするとどうしても各パイプの長さが微妙にずれます
骨組みを作るときは既製品の長さのまま使用する

このずれが骨組みの精度に影響するので、既製品の長さのまま組むことをおすすめします

その方が精度が高く、疲れず楽に組み立てられます

ちなみに、自分でカットしたために長さが微妙にずれて骨組みがゆがんだことがあります

それゆえのアドバイスです

ジョイント

  • HJ-2・・・8個(直角のもの)
  • HJ-1・・・6個(直線のもの)

 

プラスティックジョイントの方が安いし軽くできます

しかし、接着剤で固定する必要があるので一度組付けると分解不可です

そのため、ジョイントにはすべて金属ジョイントを使用しています

こちらの方が高額ですが、何度でも組み直せるところが魅力です

この二つのジョイントはメジャーなものなので、

大きめのホームセンターであれば購入可能だと思います

ネットでいくらでも買える世の中なのでご心配なさらずに

メタルジョイントHJ-2 S2

メタルジョイントHJ-1 S4

キャップ

  • J-49・・・4個

 

これは骨組みの地面との設置部に使用します

というのも、パイプの先端はどうしても尖っていて

そのままだと床を傷つける恐れがあります

そのため、J-49またはEF-1203などのキャップをつけることをおすすめします

私がJ-49を使用した理由は、安いからです

 

J-49はこちら↓

イレクター ジョイントJ-49 S BL

イレクターパイプの組み立て

イレクターパイプの準備が整ったら、いよいよ組立です

組立には六角レンチ5が必要ですが、自転車をお持ちの方なら何も問題ないはずです

イレクターパイプの組立図

左の写真が実際に組み上げたもの 右がパイプとジョイントの配置の模式図です

高さ方向の四隅は300㎜ 中間の2本だけが180㎜です

模式図の○は前項で説明したジョイントを配置する場所です

ジョイントのコーナーの組付け状態真ん中取り付けジョイントの組付け状態

この写真は実際にジョイントを組付けた状態です

今回、中間に2本ずつパイプを追加しましたが、これがないとパイプがたわんでしまいます

本当は骨組みとしては立方体になるように組むべきなんですが、

前面の下側にパイプを設置すると滑り込ませて道具を入れられなくなります

これができないと毎回ふたの部分を外すことに。。

これが実用上非常に不便なのでこのような構造にしています

特にテントはとっても重いので滑り込ませた方が圧倒的に楽です

中間のパイプの間隔は パイプ中心で710-650-710となるようにしました

中間パイプの設置間隔

※パイプの間隔はお好きなように調整可能です

組み上げにかかる時間は1時間程度です

パイプを組む時のコツです

  1. 300㎜のパイプの下側にキャップを装着する。
  2. これに各ジョイントを詰めて設置し、各パイプをつなぐ

こうすることで1800㎜のパイプ位置が決まります

下側である程度仮締めをしてから、上側のパイプも仮締めします

いきなり、締め上げると調整がきかず、もう一度緩めることになるのでご注意を

1×4材の準備

1×4(ワンバイフォー)材とは?

厚みが19㎜、幅が89㎜の材木のことです

長さが6フィート、10フィート、12フィートといろいろな長さで売っています

材質はSPF材もしくはホワイトウッドとあります

悩んだら一番安い材質でOKです

室内使用かつ重量物を載せないのでなんでも大丈夫です

では、必要な長さと本数です

  • 1×4材 長さ560㎜・・・24本
  • 1×4材 長さ670㎜・・・4本
  • 1×4材 長さ480㎜・・・2本

670mmと480mmのものは、ふたの裏側に設置するものです

これは中間に設置したパイプの間に収まればOKなので、これより短くても問題ありません

12フィートのものを4本買えば560㎜を24本とれます

この辺りは売っている材料の長さから計算して購入すればOKです

材料をカットするときの注意点です

カット自体は材料を購入したお店で実施すること

プロ以外は絶対お店です

時間と仕上がりに圧倒的な差がでます

1カットは数十円で済みますし、同じ長さのカットの場合はまとめてカットするのでお金もそれほどかかりません

のこぎりで何十本も切るのは大変な労力です

そんなことをすると途中で挫折します

お店でカット、絶対

ちなみに、私は過去に何度も自分でカットして断面の残念さに後悔しております。。。

1×4材の組付

カットした1×4材をイレクターパイプの骨組みの上におけば、それで自転車は設置可能です

すなわち、これで完成!お疲れ様です(^^♪

と言いたいところですが、もうひと手間加えましょう

カットしたものをそのまま設置するとバラバラと崩れてしまって、自転車を置きにくくなります

なので、3分割したふたの作成にトライしてみましょう

手順1 設置する板の確認

中間に配置したパイプに560㎜にカットした板を並べる

1×4材をイレクターパイプの骨組みに置いたところ

この図は棚を真上から見たものです

この状態でカットしたものを設置します

材料が木なので、組み合わせによって綺麗にハマるハマらないが出るので、ここで調整します

左側が6本とありますが、後々その理由を説明します

 

手順2 ふたを下側から固定

下側から480㎜、670㎜でカットした板で560㎜板を固定する

1×4材を下側から固定する

上図のように下側からそれぞれの長さの板を当ててみます

このとき、中間に配置したジョイントと四隅のジョイントと干渉しないことを確認し

ジョイントと板が当たるようであれば、中間のパイプの位置を微調整してください

この時、固定しない部分にも残りの板を設置して調整してください

そうしないと、固定し終わったあとに間に板が入らなくなります

※左側を6本設置にした理由

ここも7本固定ができる寸法なのですが、ジョイントとパイプの間の収まりが悪く、どうしてもパイプと板の間に隙間ができてしまいました

それがガタガタすることになりそうだったため、6本設置にしました

固定方法

私は下側からすべてねじで固定しました

ただし、人力ですべてやるのは非常に大変なので私はマキタのドライバドリルを使ってやりました。ただ、これらの道具はDIYをやる人は持っているかもしれませんが、それ以外の方はあまり持っていないと思うので、木工用ボンドでもOKです。

マキタ(Makita) 充電式ドライバドリル(本体のみ) DF033DZ

懐かしいボンドです

今回の固定する目的が板がバラバラにならないようにするためなので

ボンドで固定でも全く問題ないのです

今回の構造だと板を引きはがす方向の力はかかりません

安心してください♪

ボンド 木工用速乾 50g(ボトル) #10822

 

これで、ふたの作成まで完成しました

お疲れさまでした♪

作成したふたの間に差し込む板

最後にふたの間に余った板を置きましょう

これで完成です

※ジョイント部分の上は固定しません

というのも、パイプとジョイントの間はジョイントの厚み分隙間ができるので、固定するとガタが発生してしまうのです

おまけ

完成と言いながら、まだ何か足りないと思いませんか?

そうです、塗装です

正直、これは個人の趣味なので塗装する必要はありません

ただ、SPF材は無垢材なのでタイヤ跡が目立ちそう、部屋の雰囲気に合わないということで私は塗装しました

なので、もし塗装したい方はふたを固定する前に塗装してください

 

では、塗装に必要なものです

  • はけ・・・ナイロンでも毛でも何でもよし。1×4材なので幅広だと塗るのが速い
  • 塗料・・・水性塗料がおススメ 扱いやすい 室内使用なので安いものでOK

塗料に関しては、ホームセンターで実際の色合いを確認してから購入することをおススメします

ネットで買うと、なんか違うとなりがちです

塗装の時のコツです

水性塗料は3度塗り
→塗ってから20~30分放置→塗装を繰り返す

 

水性だと木材に塗料がしみ込んで綺麗に発色しないので、重ね塗りをしましょう!

放置する時間は季節、気温によって異なるので状態を確認しながら進めてください

 

これで本当に最後です

みなさん、お疲れさまです

まとめ

いかがでしたでしょうか?

簡単にできそうだ、自分もやってみようと思っていただければ幸いです

最後に必要なものの一覧です

これをメモしてホームセンターにGO!!

 

 

イレクターパイプ

  • φ28 長さ1800㎜・・・3本
  • φ28 長さ450㎜・・・6本
  • φ28 長さ300㎜・・・4本
  • φ28 長さ180㎜・・・2本←これだけカットが必要です

 

ジョイント

  • HJ-2・・・8個(直角のもの)
  • HJ-1・・・6個(直線のもの)キャップ
  • J-49・・・4個1×4材
  • 1×4材 長さ560㎜・・・24本
  • 1×4材 長さ670㎜・・・4本
  • 1×4材 長さ480㎜・・・2本塗装関係

 

  • はけ(幅広タイプ)
  • 水性塗料・・・好きな色をどうぞ。200mlだと2本あった方が安心

 

ホントの最後にここに収納しているキャンプ道具一覧です

・コールマン ウェザーマスター 2ルームSTD

・コールマン レイチェア 2脚

・コールマン イージーロール2ステージテーブル6

・コールマン イージーロール2ステージテーブル4

・コールマン ランタンスタンド4

・銀マット 90×180 2本

・その他 タープ、シート、小物等々

今回DIYで作った棚でこのぐらいのものは収納可能です

まだ、余裕はあるのでまだキャンプ道具は置けるはずです

自転車置き場として作成しましたが、それ以外にも応用可能かもしれません

皆様のご参考になればうれしいです

質問がございましたらツイッターまでいただければ、可能な範囲でお答えします

お越しいただきありがとうございました(^^♪
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